ムーミン、キキララ… なぜ世の女性は “ファンシー系カフェ” に心奪われてしまうのか?

スイーツ2014年06月16日19時20分配信元:独女通信

近年、人気キャラクターの世界観が存分に楽しめる“カフェ”が増えている。

代表例では「ムーミン」をテーマにした「ムーミンハウスカフェ」。2012年、東京スカイツリーそばのショッピングモール「東京ソラマチ」にオープンしたところ、ムーミンファンの女性が殺到! 現在はほかにも「東京ドームシティ ラクーア店」「キャナルシティ博多店」がオープンしているが、どこの店舗も週末は大行列だそう。

そのほかにも今年3月には東京・渋谷パルコに「キキ&ララカフェ」がオープン。こちらは5月末までの期間限定営業予定だったが、あまりの人気ぶりに営業延長が決定! 7月7日までのオープンとなった。


■「不思議の国のアリス」のレストランで、どっぷり非現実を堪能しました!

そんな筆者は先日、「不思議の国のアリス」をモチーフにしたレストラン「魔法の国のアリス」(東京・新宿)へ足を運んだ。女性同士8人ほどのやや大所帯だったが、通されたテーブルはピンクのハート型! アリスの衣装をモチーフにしたと思われるキュートな服を着たウエイトレスさんに迎えられ、アリスの世界にどっぷりつかったのである。

こちらのお店は予約制のため行列ということはなかったが、店内はお客さんでほぼ満員。うち約9割は女性客だった。たまにデートなどで女性に連れてこられたらしき男性の姿もみえたが、心なしか居心地悪そうにみえる。

ということで今回のテーマは、「なぜ世の女性は“ムーミン”や“キキ&ララ”といったファンシーなキャラクターのカフェに、心奪われてしまうのか?」というもの。筆者個人としては誘われて「魔法の国のアリス」に足を運んだものの、どちらかいえばファンシーにさほど興味がない人種。ただ、非日常のメルヘンな世界にどっぷりつかりたい願望というのは理解できないではない。その最たる空間は何といっても「東京ディズニーランド」。子供だけではなく、世の大人も夢の国の住人になりたい願望はあるのだろう。


■女性にとってのファンシー系カフェは、男性にとってのメイドカフェと一緒?

ただ東京ディズニーランドであれば、訪れる人は女性に限らず老若男女。しかしこういったファンシー系カフェの場合、訪れる人のほとんどは女性だ。女性が熱狂し、男性が敬遠する、その違いはどこにあるのか?

「こんなことを言うとイメージ的にどうかと思いますが、私にとっての『ムーミンハウスカフェ』は、男性にとっての『メイドカフェ』の意味合いと一緒だと思います」

そう語るのはムーミンファンでこれまで「ムーミンハウスカフェ」に3回足を運んだというヨウコさん(30歳)だ。ヨウコさんの情報によると、「ムーミンハウスカフェ」に例えば3人で訪れた場合、4人掛けのテーブルで1つ余った椅子に巨大なムーミンの人形を座らせてくれるらしい。さらに「まだ試したことがないですが、1人で行ってもムーミンのぬいぐるみと相席できるんですよ~」ということだが、これってメイドカフェというより、キャバクラ嬢が隣の席に座ってくれる感じと近いような……。でもぬいぐるみと同席って、うれしい?

「当たり前じゃないですか! だってムーミンの世界に浸りたくて来ているんですから!」(ヨウコさん)

どうやら、ムーミンファンには愚問だったようで。


■女性はカワイイものを「カワイイ~」と感じることが、生きる活力になる

そういえば筆者が「アリスのカフェいってきた」という話を何人かの男性に話したところ、こんな反応が返ってきた。

「わー、いい歳してイタいね」
「こういうカフェに来る女って、なんか満たされていなそう」
「こういうところって、絶対料理とか美味しくないでしょ。絶対行きたくないわ~」

女性からしたら「失礼しちゃうわ」というような反応のオンパレード。しかしこれってよく考えたら、男性に「メイドカフェに行ったんだ~」「メイドカフェ大好き!」と言われた時の反応と大差ないような気もする。

ちなみに「料理とか美味しくないでしょ」という件だが「魔法の国のアリス」に関しては、味は別に悪くはない。確かに一流レストランのような味かといわれればそこまでではないが、例えばその日食したミートローフは「チェシャ猫のにやにやスマイルミートローフ」というメニュー名。実際出てくるミートローフも本当にカワイイ猫のようなデコレーションで、無条件に楽しめるのだ。これってメイドカフェでいうと、かの有名な「萌え萌えオムライス」と意味合いは一緒では?

「メイドカフェ」が大ブレイクしたのは、男性によるメイドさんとの疑似的恋愛要素が強いはず。これはいわゆる「キャバクラ」も同じ仕組みだ。しかし女性たちは言うまでもなく、キャラクターと恋愛をしにカフェに足を運ぶわけではない。では何を求めているのか?

おそらく一言でいうとカワイイものを「カワイイ~」と言うために足を運んでいるのではないか? 筆者はそう推測する。女性がカワイイ物を愛するのは、もはや本能。サンリオやディズニーのようなカワイイ世界を愛でることは、生きる活力なのだ。男性に例えるなら「ガンダム」や「鉄道」に「カッコいい~」という気持ちと似ているだろうか?

ということで世の男性の皆様、ファンシー系カフェに通う女性を「イタい」などと軽蔑せずに、生暖かく見守っていただきたい。(橋口まどか)

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